−ウイルスの正体はこれだ!−パソコンに大きな損害を与えるコンピュータウイルス.現在,その最大の感染源となっているのが電子メール(E-mail)です.ウイルスメールには大きく分けて「添付ファイル」と「HTMLメール」の2タイプがあります.

■添付ファイルメール
 添付ファイルとは,メール本文とは別に付けられた特別なファイルのことです.ウイルスメールとしては,このタイプが一番多いです.
 通常のメールソフトであれば,添付ファイル付きのメールにはクリップなどのマークが付いてきます.多くのコンピュータウイルスは,メールと共にウイルス本体が添付ファイルという形で送られ,添付ファイルを開くとウイルスに感染してしまいます.ワードやエクセルに忍び込んでいるマクロウイルスも,このマクロを実行した時点で感染します.添付ファイルの性質を理解し,不用意にファイルを開かなければ,大半のウイルスによる感染は水際で防ぐことができます.

HTMLメール
 メール本文に文字装飾や画像を挿入できるHTMLメールは,通常の文字だけのテキストメールより表現力が豊かです.しかし,この仕組みを逆手に取り,受信者をウイルスに感染させるための命令が仕掛けられているメールもあります.OE(OutlookExpress)は必ずHTMLメールを表示する仕様になっているので,この場合は,メールを表示しただけでウイルスに感染してしまうことになります.同様に,HTMLメールだけではなく,インターネットにおいてもURLをクリックしただけで感染を促すものも存在します.

上記のことをまとめると,ウイルス感染の確率を下げる方法は以下の3点です.
1.添付ファイルは開かない(開く際は,十分注意する)
2.ソフトを最新に保つ(IEやOE,メールソフトを含む全てのソフト)
3.ウイルス対策ソフトを導入し,維持をする